企業は中途採用でどんな人材を求めている?
1章 未経験者ステップアップ成功の方法―ヘッドハンターだけが知っている転職の秘策(「未経験者」なんて存在しない/応募資格「経験3年」は未経験OKのサイン ほか)/2章 キャリアに負けない能力を知る―企業が評価し欲しがる人材の中身(求人のある資格、努力とお金が無駄になる資格/職種チェンジには“適齢期”がある ほか)/3章 自分の可能性をアピールする方法―能力だけでは難関を突破できない(採用現場から導き出したアピールのコツ/欲しい人には採用担当者からウラ情報が流れる ほか)/4章 ドラマチックなビジネスライフのすすめ―成功するキャリア地図の描き方(「好きな仕事」を面白くて稼げる仕事にするには/営業・マーケティング系キャリア地図―外資系で“最先端”を学べ ほか)
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社会的常識があり、特定の能力・技術が身についた即戦力となる人物を求めている。
また経験年数や年齢なども具体的に指定されるのが中途採用だ。
中途採用者に求められているものは?
新卒者を採用するときと中途採用者を採用するときとでは、企業側の基準に大きな違いがある。
新卒者の場合は、「今後優秀な社員に育って会社に貢献してくれるか」が基準だ。
企業は新卒者に対して、入社してすぐに仕事で成果を出してもらおうとは思っていない。
むしろ1年あるいは2年先の将来に期待して、その企業の特色にあわせて一から育て上げようとする。
だから多くの企業は職種を細かく限定せずに募集をかける。
特定の能力や技術があるかどうかも問わない。
それよりはやる気や柔軟性を重視するのだ。
中途採用の場合は、企業は「将来の可能性」などと悠長なことは考えていない。
企業が中途採用者を選ぶときの目はことさら厳しい。
企業は、特定の能力や技術をすでにもち、即戦力となるような人を求めているのだ。
企業が中途採用を行うのは、大きく分けてふたつの場合がある。
ひとつは、社員が退社するなどして欠員が出たとき。
もうひとつは、新規事業の拡大などで、新分野に必要な能力や技術をもつ社員が欲しいときだ。
つまり、企業は中途採用で「求める人物像」をより具体的に絞っているのだ。
どこの部署でどんな仕事ができる人、と限定している。
営業を募集しているときなら、営業一般の基礎的な事柄はすでに身についていること、経理なら基本的な仕事は今日からでも始められることを期待している。
だから、中途採用では「自分は〇〇〇ができます」といった、いままでの会社で培ってきた能力・技術などの即戦力が武器になるのだ。
ビジネスマナーが身についていることは大前提!
といっても、企業は募集をかける際にほかの社員や仕事の進行を考慮するから、能力・技術のレベルや年齢も具体的に限定する。
たとえば
「アシスタント的な仕事が多いので、ある程度の技術はもっていてほしいが、若い人」
を求める場合もある。
こういうときは、いくら能力があっても年齢が高ければ落とされてしまうだろう。
そのような場合、「自分には実力がないのだ」などと落ち込まないようにしよう。
それより志望企業では具体的にどんな人物を求めているか、自分はそれに当てはまるかを見極めることが大事なのだ。
また忘れてはならないのは、企業は中途採用者は社会的常識が身についていることを大前提にしている点だ。
言葉遣いや電話の応対などのビジネスマナーや、会社は利潤を追求するものだといった、会社に対する一般的な認識はあって当たり前だと考えている。
新卒者と違って中途採用者に一から教え込む時間的余裕はないのだ。
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