正社員採用にこだわりすぎない
就職活動は、正解のない問題に取り組むようなものです。正解がないだけに、途中で疲れたり、イヤになることもあるでしょう。
本書は、そんな時に勇気づけられるメッセージやわかりやすいたとえ話で、就職活動に立ちはだかる様々な壁を打ち破ることのできる、普通の学生がサラリと読める羅針盤です。
9月になっても内定が出なくて落ち込んでいたときに、友人に貸してもらった本です。
優しい言葉で、慰められます。
自己PRのブラッシュアップが載っていて履歴書をがくのに役立ちました。
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20代・30代と50代・60代の再就職・転職が違うのは、「しがらみのなさ」。
本当の意味で、自分らしい働き方の選択ができるのが、セカンドライフです。
このように本来、自由であるはずの50代・60代なのに思うように再就職が決まらないのは、採用マーケットが小さいからではなく、就業において意味もないことにこだわりすぎるからです。
それが「正社員採用」です。
なぜ正社員にこだわるのか。
就職セミナーに参加したことがあるのでそこの知り合いになった参加者に聞いてみると、
「安定性があるから。給与・待遇がいいから」
という答えが返ってきます。
しかし、本当に正社員は安定性があるのか、あるいは他の雇用形態(契約社員、嘱託社員、パート社員、派遣社員など)とどんな違いがあるのかを、具体的に説明できる人はいません。
「正社員のほうが、なんとなく得しそう…」と漠然と考えているケースがほとんどです。
正社員が派遣社員などと大きく異なるのは、雇用期間に定めがないことです。
また、解雇にも厳しい制限があります。
つまり、なかなか解雇されないから、正社員は身分的に安定していると思われているのです。
けれど、雇用調整が進む昨今、「正社員だから安心」なんていえないことは、現に多くのサラリーマンが再就職活動を余儀なくされていることでもハッキリしています。
では、社会保険(健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険)で違いはあるのでしょうか?
「正社員は社会保険完備だけれど、派遣は違うのだろう」
と、思い込んでいる人が大勢います。
これも間違っています。
雇用保険は1年以上引き続き雇用されることが見込まれ、週の所定労働時間が20時間以上であれば、加入資格が発生します。
また、健康保険や厚生年金は、1ヶ月(あるいは1日及び1週間)の所定労働時間が、正社員の4分の3以上という条件を満たせば適用されます。
雇用期間に期限が設けられていても、正社員並のフルタイム勤務ならば、保険や年金の給付に大きな支障はでません。
つまり、「正社員でないと不利」ということは、いまやほとんどありません。
むしろ、「契約社員なんて軽く見られているようで嫌だ」と根拠のないプライドにしぼられていると、失業期間が長引いて、いよいよ再就職は難しくなります。
また、将来の年金受給額も減っていきます。
こうしたことのほうが、マイナスはずっと大きいのではないでしょうか。
正社員という条件にしぼられなければ、求人検索でも応募企業の数は何倍にも広がるはず。
なによりも、年金受給開始までの何年聞かの収入を確保しなければならないのですから、契約社員だろうが、まずは再就職を成功させることが最優先です。
そして、会社側に
「この人とは毎年、契約を更新したい」
と思わせることが、安定的な収入を得る近道となります。
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